ホームページ
独演・独談の世界



2009年12月 独歩プロデュース公演のご案内
『海ゆかば水漬く屍』(作・別役実)
演出  麦 人 伊藤勝昭






『海ゆかば水漬く屍』の御案内

12月8日から13日まで、これまでの独歩より短期間で少ないステージ数ですが、
五月に続き、今年二度目の舞台『海ゆかば水漬く屍』を上演します。
この作品は1978年に書かれ、文学座が初演しました。

海ゆかば水漬く屍  (海へ戦いにゆくなら、水に漬かる屍ともなろう)

     山ゆかば草むす屍    (山野へ戦いにゆくなら、草の生える屍ともなろう)

     大君の邊にこそ死なめ (天皇のおそばにこの命を投げ出しても)

     かえりみはせじ (けして後悔はしない)

「海ゆかば水漬く屍」は、
1978年に書かれ、その年、文学座が初演。
上記した大伴家持(万葉集)の歌が作品名になっています。
この歌に信時繁という人が曲をつけ、
太平洋戦争中、戦意高揚、戦争賛美の歌にされ、
大本営発表の戦況報道の前に流されていました。
舞台は、あの戦争の時代を生きた傷病兵の男の苦しみを核に、
戦前の軍国主義と天皇制、また戦後の戦争責任の問題を
別役ならではのどす黒い暗喩と笑いの世界で追求しております。
一つ一つのシチュエーションを理解するに、なかなか難しい面もある作品ですが、
戦争体験のない日本人がおおよそになってしまった現代、
作者の死者(戦死者)への想いと、
生者(生き残った者)への鋭い問いかけを、
お客様にしっかり受けとめていただけるような舞台になればと・・・。

終戦の日、
あいつは、俺の目の前で切腹した……。
しかしそいつは、
戦争が終わったことも、知らずに、
満州で戦死した……。
知ってるんだよ、俺は……。
その……、そいつのことをね……。
(傷病兵1の台詞より)

独歩の別役作品上演は、この公演で最後となります。
是非ご観劇のほど、皆々様、よろしくお願い致します!!

《出演》
麦   人
(独歩&メディアフォース)
北川 勝博
(劇団昴)
鈴木 琢磨
(81プロデュース)
森 うたう
(メディアフォース)


《公演日程》
12月8日〜12月13日 (開場は開演30分前)

開演
時間


10
11
12
13
15:00
 
19:00
 
 
 

《公演場所》劇場MOMO



《住所》 東京都中野区中野3-22-8
《TEL》  03-5385-9080

《チケット発売開始》
2009年 10月10日
《チケット料金》
4,000円
《チケット申込》
独  歩 FAX 042(287)9688
メディアフォース FAX 03(6692)1681
《お問合せ》
独歩制作(てらだ) 携帯 090(3233)8738

★ お手数ですがFAXでお申込みください。
そのさいお客様の御名前・電話・FAX番号
御住所・観劇日時・チケット枚数を必ずご記入下さい。

【スタッフ】

制   作
《独   歩》
麦 人 ・ てらだかずえ
演   出
麦   人
伊藤 勝昭(劇団 世代)
照   明
明日 英勝
音   響
大塚 重之
舞台監督
福田 慎一
チラシデザイン
津川 絵里
大 道 具
手塚 勝巳
小 道 具
今井 耐介(無限界)
衣   裳
美坂 公子
音響オペレータ
中西  梢
演出 助手
西村  剛
スタッフ補佐
(メディアフォース)
野川 雅史
斉藤 寛仁
村田 知沙
神田 清夏
前田 紘代
竹内 絢子


受付
津田 美弥子
安保 淑子

【協  力】

ドリームフォース
メディアフォース
劇団昴
81プロデュース
劇団世代
無限界
(株)徳川システム
 





戻る