オノレ日記帳

2004年6月の記録



  マイケル・ムーア監督「華氏911」
Date: 2004-06-29 (Tue)

 米英、イラクに主権移譲?
実質は米国が暫定政権を陰で都合よくコントロールするのだということを世界中の人が知っとる。
イラクの米国大使館には、ロシア大使館の倍にもなる、3000人もの人間を置くそうな…
何のためにこれだけの大使館員が必要なのか、
オノレのようなノータリンにでもおよそわかるのだ。
 マイケル・ムーアの「華氏911」が25日に米国で封切られ、
わずか三日間で凄い観客動員数を記録したらしい。
 米国では、ブッシュのような自由と民主主義の名のもと、近代兵器で女・子供を殺戮している「テロリスト」の顔と、
ムーアのごとき良識ある反骨の知識人の顔とが共存しとる。
(どの国でもそうなのかもしれんが) 表現の自由に万歳!
 オノレも「華氏911」を早く観たい!
「ボウリング・フォー・コロンバイン」「アホでマヌケなアメリカ白人」
 2作品ともDVDで持っとるが、何回観てもその面白さと凄さに唸ってしまうオノレなのだ。
 我が「小さな家と五人の紳士」も、ムーアほど過激で鋭いアイロニーはないにせよ、
何回観ても面白い舞台にしたいと思っているオノレである。


  手抜きなし!
Date: 2004-06-28 (Mon)

 オノレが住んどるマンションの前は十軒ほどの貸家であった。
最近、貸家はあッという間に取り壊され、整地されコンビニになってしまった。
その間およそ二週間ほど…なんだか荒ッぽい感じがして、
「オイオイ、手抜き工事なしでチャント建っとるんかい?」
 と、余計な心配をするオノレである。
 我が「小さな家と五人の紳士」も、手抜きなし、些細なダメでも見落とさず、
丁寧な創造を心がけるのだッ!



  DVD5・1チャン「ジェネレーションズ」
Date: 2004-06-27 (Sun)

 本日は稽古休みの日曜日。
スタートレック「ジェネレーションズ」を、DVD5・1チャンで録りなおすという。
その台本とビデオが昨日届いて、たっぷり半日リハーサルしてしまった。
 去年「ネメシス」の吹き替えをして、ピカードの声をするのも、多分これが最後であろうと、
妙に寂しい感情におそわれたオノレであつたが、またできるとは何という幸せッ!
 それにしても5・1ではないDVDをすでに買っとるスタトレファンは、また購入するのであろうか?
もちろんオノレも既に持っとるから…チト悩むワイ。
 ピカードの声をしたからといって発売元さんはオノレにタダではくれんのだ。
 まことに甘くない御時勢なのである!


  胸突き八丁の峠道
Date: 2004-06-26 (Sat)

 アツイ・・・なんちゅう蒸し暑さじゃ。
昨夜は芝居の稽古が早めに終わって、出演者・スタッフと飲み会・・・
ま、中入りといったところか。酔いがまわるにつれ、
今回の芝居創りに関わる互いの本音が率直に語られ大いにタメになった。
オノレも心地よく酩酊して終電車・・・。
 いずれにしてもここにきて、それぞれが皆それなりに本番に向けての自信を深めている様子である。
いよいよ初日まで後二週間。これから胸突き八丁の峠道。
ギリギリまで妥協せずに頑張るのだ…!


  参議院選挙公示。
Date: 2004-06-24 (Thu)

 参議院選挙公示。
オノレはオノレの舞台を、あまり期待しないで観に来る客の予想を、
いい意味で裏切る舞台を創りたい…と思っている。而して今度の選挙は、
オノレの目ン玉が飛び出るほど大衆を仰天させる結果になるのであろうか…?
ない、ない、まことに残念に思うオノレなのであるが、
たぶんそういう結果にはナラナイ。アア…(救いがたいため息)


  鉢植えの胡蝶蘭
Date: 2004-06-23 (Wed)

 二年前に身内からもらった鉢植えの胡蝶蘭が今年も咲いた。
白紫の妖しい色と姿である。
 オノレはふと、「小さな家と五人の紳士」に出てくる女1を思った…


  多くの仕事関係者に、ただただ感謝!
Date: 2004-06-22 (Tue)

 商業演劇や劇団組織ではないところで、オノレが上演実行委員の一人でもある、
「小さな家と五人の紳士」のような、今回のごときプロデュース公演をするとなると、
さまざまな仕事関係者の理解は絶対不可欠である。
 オノレが長年にわたり、独演・独談活動をできるのも、
今回の公演で演出という挑戦的な創造に取り組めるのも、実はその根本に、
オノレが声の仕事をしギャラを頂戴している製作会社や多くの関係スタッフから、
大いなる理解と温情を頂かずしては不可能な活動なのだ。
 実際、一つの公演を実現するには稽古期間を含め、
最低二ケ月くらいの日数は要する。
その間、オノレがアニメなり外画なりの番組レギュラーを持っていれば、
スケジュールの調整ナシで芝居の稽古はママならぬ。
つまりその番組スタッフや出演している声優さんたちに、
多大な迷惑をかけつつ、ある時は抜き録り、ある時は早出し、
またある時は遅くスタジオ入りさせてもらったりと、
いろいろコチトラの我がままを受け入れてもらっておる…
かような理解と温情無くしては、絶対出来ない創造活動なのである。
 そして今日もまた、かような温情をいただき、
稽古に遅刻しないですんだわい。
 いろいろ御迷惑かけッぱなしの仕事関係の方々に、
ただただ感謝…するだけのオノレなのだ!


  稽古白熱
Date: 2004-06-21 (Mon)

 「小さな家と五人の紳士」の稽古がいよいよ白熱してきた。
俳優・スタッフの緊張感は、
魚が食らいついた釣り糸のようにピ〜ンと張りつめ高まっている。
悪い緊張感ではない。時に息抜きも大切だが、この心地よい緊張感が、
千秋楽を迎えるまでさらに深まり継続されていけば、必ず良い舞台になるだろう。
 今オノレはその手応えを感じつつ、
オノレの演出につまらん手抜かりがないよう、オノレ自身を戒めている。
 西日本へ台風上陸。我々今回の公演も規模は小さいが、
台風に負けぬくらいの衝撃を観に来た人にあたえることができればなあ…!?


  日記帳を設置いたしました。
Date: 2004-06-20 (Sun)