「象」の公演も残すところあと2日・3ステージ。 目標にしていた最低ライン、800人の集客は達成できた。 もう一つ上の目標、1,000人に届くかどうか…、 ギリギリのところだが何とか達成したいと願う。 さすれば公演赤字も少額で、来年の公演に目途がつく。 舞台は「生きもの」であると痛感する。 17ステージもの公演をすると、日々舞台は変わっていく。 いや、変わらざるをえない。 公演中も役者自身の反省や発見は常にあるし、 それぞれの役者は、芝居を観てくれた身内や友人から、 いろいろな意見を耳にする。 それを受けて、さらによりよいものを創ろうと役者は努力する。 結果、舞台は日々その姿を変えていく。 変えようのないほど完璧な舞台を創造し、 初日の幕を開けるのが理想だが、 我々の創造に完璧はないし、 「これでヨシ」という終わりもない。
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