来年12月公演の台本改訂作業をほぼ終え、 声優としての仕事もすこし暇気味となり、 この十日間、アチコチ芝居を観まくった。 さて、我々舞台を創って上演する者は、 貴重なオカネと日にちをかけて、 よりよい芝居創りのため、皆努力しているはずである。 ならばその志しや情熱が無にならぬよう、 客席にその志と努力が届くような芝居創りをしてほしい…と、 感じる舞台が多く、チト辛いオノレであった。 そんな中、博品館劇場で相次ぎ上演された、 劇団NLT公演、「マグノリアの花たち」、 劇団絵生公演、「フレンドシップ ―約束―」というミュージカル、 この二つの舞台には心打たれた。 ともに糖尿病と白血病で命を絶たれる若い女と娘の話である。 観劇料はお安くないが、それに見合う良い舞台。 オノレはたっぷり笑ってたっぷり泣いて、 高いチケット代を「カイシュウ」させていただいた!
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