真夜中二時半頃、膀胱が満杯となり目が覚めた。 妙な夢を見ていたのだが、トイレに立って再び布団にもぐり、 さて、どんな夢だったのか思い出そうとしたら、 すっかり忘れていて、どうにも思い出せない。 目覚めてトイレに立つまでの状況を、 必死に遡って考えてみても甦らん。 しかし滅多に見ない、妙な夢であったことだけは憶えているから、 それがいかに妙であったのか、具体的に思いださずには、 何かひどく「もったいない」気がしてしょうがない。 あげく、「思い出す」ため、三十分ほども布団で悩み、 けっきょく思いだせずにガッカリしていたら、 今度は再び寝付くまでに、また三十分くらい悶えちまった。 人間てえ動物は…、いやいや、オノレってえ男は、 ホンマに「しゃあない」ヤッチャ! 今日はこれから名古屋へ行き、 中京テレビのドキュメンタリーナレーションの収録。 老人や医師を取材し、「在宅医療」問題を扱った内容。 なかなか重いテーマなのであるが、 あまり重くならんように、やさしく「語り」たい。
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