2008年も大晦日。 オノレにとって大きな創造的収穫のあった一年。 五月と十二月、合せて三本の作品を上演。 これは独歩の制作能力の限界を超えたムボーな挑戦であった。 しかし関わってくれた多くの役者・スタッフの努力と熱意により、 そして何より劇場に足を運んでくれたお客様たちのおかげにより、 何とか独歩らしい、独歩ならではの舞台成果を上げられたかなと思う。 そして独歩は2009年も、懲りずに五月と十二月、 二本の別役実作品に挑戦し、いよいよ『経済的破綻』に向かって、 この大不況の嵐の中をひたすら走る…と、ヤマノカミが心配しとる。 五月、「窓を開ければ港が見える」。 十二月、「海行かば水漬く屍」。 二作品とも、オノレがどうしても役者としてやっておきたい作品。 これを未上演のまま、オノレは己の役者としての一生を終わらせたくない。 で、オノレがこだわってきた別役実作品の上演は来年をもって最後となる。 オノレは二作品とも出ずっぱりの役で、 その「憶えにくい」台詞の数は半端じゃない。 「あれだけの台詞をよくオボエましたねえ…」と、 皆さんにホメられるような舞台になっては悲惨である。 そうならんよう年明けから気合を入れ、台本とニラメッコいたします。 皆々様、来年もよろしく。 明るい展望のみえにくい社会ではありますが、 2009年もメゲズ、健康で元気な一年を過ごしましょう!!
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