政権発足して一週間が過ぎ、 すでに幾つかの困難な政治的課題が立塞がっているが、 民主党政権の船出は、なかなかの舵取りといってよいのではないか ? 温室ガス25%削減を表明した鳩山首相の国連演説にも、 意欲の中に落着きと誠意を感じてオノレは好感をもてたな。 群馬の八ッ場ダム中止に関しては、 この先一波乱も二波乱もありそうでチト心配だが、 今後、無駄な公共事業はやらない、 やらせないという強い姿勢で、 前原国交相には粘り強くガンバッテもらいたい。 もともと八ッ場ダムの建設も、 ゼネコン業者や地元ボスなどと癒着し、 半世紀にも渡って国費を食いつぶすような、 昨日までの自民党政府と官僚の、 いい加減な公共事業政策のツケの一つてえことだろう。 アホな国の施策に翻弄され続けてきた地元住民の怒りも分かるが、 もともと彼らの多くはダム建設反対派だったはずである。 今の怒りをこえて、新しい国のあり方を受け入れるわけにはいかんのか ? もちろん新政権も、ダム中止によって損害を受ける地元住民への補償を、 彼らが納得できる条件でせにゃならんだろう。 いずれにせよ新連立政権は、 無駄な公共・箱モノ事業などによる血税の垂れ流しに引導を渡し、 真に国民のタメになる公共事業に予算を使う魁となってもらいたい !
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