ホームページ 2005年8月5日〜14日
下北沢OFF OFFシアター
[独歩]:プロデュース公演 【象】御案内

「草がボウボウだ……
野原だ……
風が吹いている」

敗戦から60年
あの日の空は……今

 作:別役 実  演出:伊藤 勝昭



○○○ 公演日 ○○○
2005年8月5日(金)〜14日(日)
詳細は
【こちら】です。

【別役実・作「象」上演について】

 2005年は敗戦60年、被爆60年の節目の年。

独歩ではこの年にふさわしい舞台を上演したいと、

劇作家・別役実の初期代表作である「象」を選びました。

「象」は、別役実が弱冠25歳のときに書いた戯曲です。

昭和37年、劇団自由舞台(後の早稲田小劇場)を、

鈴木忠らと共に結成した別役が、劇団のために書き下ろし、

俳優座劇場で初演されました。

 被爆者たちの激しい内的葛藤と苦悩。

人の生死、その生きざまを、

淡々と静謐に、ときに激しく描いて、

観ての心に深く問いかけてくる骨太な芝居です。

 作品が生まれて既に40数年たちますが、

その今日的なテーマは未だ鮮度を失っておりません。

過去、いろいろな劇団やグループによって上演され、

一昨年は坂出洋二・主宰する劇団「燐光群」も上演しております。

そして独歩も、過去に上演された舞台に劣らぬ、

密度の濃いしっかりした「象」を創りあげようと、

役者・スタッフ一丸となって準備に取り組んでおります。

 演出は劇団「世代」の伊藤勝昭氏。

かつて世代の代表作ともいえる「阿Q正伝」、

最近では俳人・山頭火を主人公にした、

「あの白い風をあるいて・・・」などを演出し、

地道に確かな仕事を続けている演出家です。

 出演者も舞台経験豊富なベテランの方々に参加して頂き、

味のある個性的キャスティングになったと確信しております。

 皆々様、ぜひこの8月、

下北沢OFFOFFシアターへ足をお運びください!




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