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にあにあ
にあーん
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大阪市長&大阪府知事のW選挙戦。結果は〈大阪維新の会〉橋下&松井コンビが当選。「今の政治に必要なのは独裁・・・」と公言し、ずいぶん前には、「能や狂言が好きな人は変質者・・・」なんちゅう発言もあった。 東京も大阪も、己の意見に逆らう者、立場の異なる者を一刀両断に切り捨てる、そんなファシスト的体質がプンプン臭うヤツを首長に選ぶ。 オノレは日本の未来がほんまに不安でオソロシイ・・・。
オノレは一昨年からおよそ二年半、広島の被爆者親子を描いた井上ひさしさんの名作、「父と暮せば」の舞台にどっぷり浸かった。で、精一杯、チイーッとでも名作に恥じぬ舞台にするため、可能な限り広島弁に馴染もうと、あえてこの日記も広島弁風に書いとった。ところがそのクセがすっかり身についてもうて、舞台が終わった今も、広島弁風言葉使いの日記からなかなか抜け切れん。はよ標準語の日記に戻そう思うたんじゃが、標準語で日記を書くと、なぜか気持ち悪くてしゃぁーない。もはや似非ではあっても、広島弁的言葉使いの方が、オノレの気持ちにピタリとはまりよる。ほいで、もう無理して標準語にもどるのはヤ〜メタ。たとえ似非と叱られても、ナニ弁であってもかまわん。アチコチの怪しげな方言が混じるチャンポンでもええ。とにかくこの「オノレ日記帳」は、オノレの気持ちにピタッとくる言葉で綴ろう・・・と、ま、他人様からみればどうでもいい、実にくだらんチッコイ問題なのでありんすが、オノレにとってはそれなりフカク悩んでそうキメタ。 で、オノレはいったい何が言いたいんじゃろ !? いや、つまり、その・・・、努力し、苦労し、身についた習慣てえのは、馴染むてえか、オモロイてえか、オソロシイてえか、まことにタイシタもんだなと・・・ハイ。(でもやはり、それほどタイシタことじゃなさそうだな・・・?)
前回(先週土曜日)の「オノレ日記帳」で、オノレは来春造る予定のスペース《じゃがいも村》を、あえなく断念する旨報告したばかりだちゅうのに、節操もなく、アッという間に復活させてもうた !まことにドタバタお騒がせして申し訳なぁー・・・。 当初予定しとった沼袋のスペースは、七階建てマンションの1階。運営するにいろいろな障害とリスクがあって、ついにアキラメタ。が、《うたう麦》の表現活動の拠点を何としてでも持ちたい・・・。オノレのかような目くるめく思いの中で、いったん立ち上げた《じゃがいも村》挫折の悔しさはつのるばかり。沼袋挫折後、起き上がり小法師のように立ち直り、語りや朗読の公演をするに問題のない環境と場所を必死に探した。で、ついに駅から1、2分の商店街に建つビルのB1という、まるで嘘のような、ホンマに素晴らしいスペースと出会った !まだ仮契約しただけじゃけえ、本契約が済むまで、その場所を明かすのは控えさせていただく。おかげで《じゃがいも塾》も復活 ! 新スペースは、来年一月末には内装工事も終わる予定なので、《じゃがいも村》オープンの記念すべき柿落し公演も、二月下旬から三週間にわたってすることにした。(ただし毎週、木・金・土・日の四日間) ♪ 待てば海路の日和あり・・・ちゅうより、その気んなって必死に動けばヨイコトモアル・・・ちゅうことかいな !?
来春、オノレとヤマノカミは中野区・沼袋に移転して、小スペース《じゃがいも村》を造る予定じゃった。が、ここへきてもろもろ熟慮した結果、この計画を断念。その事情やいきさつをここでくどくど説明しても詮ないのでセン。 ようするに我々夫婦のプランと見通しが「甘かった」てえことにつきる。ええ歳こいて、オノレちゅうヤツはまだまだ修行が足らんわい。 ま、それはさておき、《じゃがいも村》や《じゃがいも塾》に期待し、いろいろ応援してくださった方々にはほんまに申しわけない。中でも《じゃがいも塾》の同人にすでに登録されとる皆さん。この皆さんには、心からお詫びいたします。 とにかくオノレとヤマノカミの、《じゃがいも村》にかけた夢はあえなく挫折し、またいろいろ人生勉強させてもろうたわい。ままならぬ狭い世間の難しさを感じたりもするが、余りに自分の身の丈に余る夢を描くと、結局、それはユメで終わるちゅうことかもしれんなぁー !?
一ヵ月ほど前、オノレは車を手放した。ま、経済的事情もなくはないが、それよりなにより、運転するのにチト自信をなくした。 車を手放す少し前、五日市街道の反対車線を無意識に走ってしまい、ヤマノカミに注意され、危ういところで命拾いした・・・。ほんのニ三十秒のこととはいえ、対向車が来ていればどえらい事故になッとったような気がする。 さて、車はなくなったが、今のところおよそ不自由を感じない。不自由どころか、あれば気にせにゃならん諸々から解放され、ストレスが減って、まことに落ち着いた気分じゃ。これからは長旅しても車内で一杯やれるし、自ら事故を起こす恐れもない。オノレは車を持たんデメリットはそれほどないちゅうことに、今さらながら気づいたのである。 これから旅をするときは、JRのジパング倶楽部を大いに活用しよう思うとる !
ウチの愛犬・オトメは、オノレとヤマノカミにとってかけがえのないヒトリムスメ。こいつはとにかく内弁慶で、気に入らんことがあると、うちではしょっちゅうキバむいて唸りよる。ところが一歩外へ出れば借りてきた猫、いや、犬になってしまうほどおとなしい。 先週、オノレとヤマノカミは家を留守にし、オトメを近所にある動物病院の宿泊施設に二晩預けた。預かった獣医さん曰く、「オヨソ ホエル コトモナク ホントウニ テノカカラナイ オトナシイ ムスメサンデス」じゃと ! もちろんうちへ帰ったとたん、よそゆきのスガタを豹変、女王のごとく威張ってホエるオトメなのであります。
明日は、森うたうちゃんの主宰する《水の輪教室》の皆さんと、早くも2011年の忘年会旅行で、山梨へ一泊二日の旅・・・。若い皆さんと愉しい時を過ごしつつ、心身のリフレッシュをしてくる !
この四月、小金井市長になったばかりの佐藤和夫さんが辞職 ! オノレは市長選挙戦に入る前、お付き合いの深い知人を介して佐藤さんとお会いし、その実直で飾らん人柄に惚れ、微力ながら彼を応援させてもらった。ガラにもなく応援演説までさせていただき、新市長誕生の日はホンマに嬉しくて、多くの支持者の方々とその歓びを分かち合った。その歓びからわずか半年・・・、まさかこんな結末を迎えるとは ! 五年ほど前から、自前のごみ焼却施設のない小金井市。「ごみ処理問題」の解決は、市政にとって最大課題の一つであり、市民にとっても日常生活に支障をきたしかねん大問題じゃ。けっきょく佐藤さんはこのごみと、魑魅魍魎の徘徊する政治という大きなゴミに躓いて、二進も三進もならん状況に追い込まれてしまったようだ。 とにかくオノレにとっては青天の霹靂・・・。選挙戦はエラそうに応援したが、市長になってからの佐藤さんを支えるに、まるで何もしとらんオノレの怠惰と無力を恥じるばかり。 オノレは来年二月頃、たぶん小金井市とオサラバし、中野区民になってしまう。次の小金井新市長にどなたがなるのかわからんが、先行きの見えんごみ問題に明るい展望が開けることを切に願う。 佐藤和夫さん・・・。まことに残念無念じゃろうが、まだまだお若い。ひょっとして、もう政治はこりごりかもしれんが、体験したこの現実を糧に、また新たなる人生に挑戦してもらいたい ! とにもかくにもオツカレサマでやんした。
役者として十年、ときには二十年も活動しながら、その志を途中で放棄、芝居の世界から去る人は多い。中には己の才能に見切りをつけてという人もあろうが、多くは経済的に生活が成り立たぬゆえ泣く泣く・・・、てえ事情の人がほとんどだろう。 オノレの知る限りでも、去年から今年にかけて、お付き合いのあった数人が役者の世界からおさらばした。皆、二十代から三十代と若く、まだ十分、役者より安定収入のある仕事に就職できる世代である。それでもオノレからみて、「役者としての資質・才能を十分そなえているのになぁー・・・」と思える、この世界からオサラバするにモッタイない若者もいた。 もっとも四十を越えてしまったら、芝居の世界から足を洗って生きるのは容易ではあるまい。で、「石にカジリついてでも役者をヤメンゾーッ !」とフンバッタ結果、ヒサンな人生で終わりかねんしなぁー。 たぶん多くのフトコロ豊かではない役者は、「カネより大切なモノがある」と、志強くもって、自身の理想や夢を追いつづけながらフンバッとる。オノレは芝居仲間として、かような役者魂を失わぬ役者たちが、その才能を開花せぬまま挫折しないでほしいと心底願う。 オノレにはユタカな才能もフトコロもアマリないが、(チイッとはあるか・・・ ?)幸いこの歳まで、何とか好きな芝居をつづけることができた。これも全ては、オノレが三十代から首を突っ込んだ、「声優」という分野の仕事に運よく恵まれ、この世界の多くの方々のお力ぞえによって、それなり何とか経済的収入の基盤をもてたからこそ・・・。オノレを支えてくれた声優の世界に、ただただ感謝するばかりじゃ。 とにかくきれいごとばかりでも生きられん世の現実・・・。余りに経済優先、モノ優先になってしまった日本の社会。その泥沼の中で、役者の才能を開花せぬまま、芝居や声優の世界から姿を消していく若者をみるのは、なんだかとてもやるせなく、わけのわからん憤りさえ感じてしまうオノレなのだ !
昨日、相模大野で開かれた「いろどり句会」。(講師・堀本祐樹)参加者十人ほど。おかげで、ゆったりじっくり進行し、なかなかよかった。さらにオノレの予感的中 !満月やぐったり顔の石ばかり かげろう この句を特選として二人の方がとってくれ、(一人はオノレの息子)祐樹さんも佳作としてとってくれた。オノレは「満月に」と創ったが、祐樹さんは「満月や」と、〈切れ字〉にしたほうがよい句になるという。で、オノレは師匠の指摘に素直に従いそうする。雨垂れや盥泣かせる秋の夜半 かげろう この句も一人の方が特選にしてくれた。酔いどれの足に危ない秋桜 かげろう これも祐樹さんが佳作として評価してくれよった。いやいやオノレとしては、ビックリするほど「セイカ」のあった句会。が、なにせ参加者が少人数。全部で30ほどの句しかなかったので、選ばれる確率はまことに高い・・・、てえことだけだったのかもしれんなぁー !? ところでこの日の句会から、オノレは〈 かげろう 〉という俳号を名乗ることにした。別に大した動機も意味もなくオアソビじゃ。 やがて消えゆく〈 かげろう 〉のスタートはワルクナイ・・・。
今年の春、「いるか句会」という句会に初めて顔を出してから、今注目されている若手の俳人、堀本祐樹さんが講師の句会にチョコチョコ参加し、オノレなりのへたくそな句創りを愉しんどる。もちろんオノレの句は、特選にも秀逸にもなかなか選ばれん。玄人の俳人を目指すとすれば、道はまことに険しくおよそアカンなぁー。 とはいえ、さまざまな仕事の方々と句会で出会い、個性的かつ味のあるいろいろな句を拝見すると、森羅万象、自分の気づかん人生や自然への新たな目線を知り、役者として表現活動をしとるオノレにとっては、なかなか有意義な時間を過ごしているような気がする。 句会終了後の飲み席がまた愉しく、同席した方の中には、創られた句の作者とは思えん人柄の、別の一面を垣間見せてくれたりする人もいる。ま、オノレの場合、ホンマは飲み席が本音の参加目的か・・・ ? いやいや、そんなことはござんせん ! 今日は夕方から相模大野まで足を運び、「いろどり句会」という集まりに参加させていただく。今回一度限りの句会らしいが、講師はもちろん堀本祐樹さん。会場は小さなカフェー。そこで句会と別に、息子の友人の切り絵作家・佐藤仁ちゃんが、祐樹さんの句とコラボした切り絵を創り、その作品展もされているのだ。(仁ちゃんの切り絵の世界は、なかなか見事でオモロイ !) ところで、今日のオノレの句は、なんだか特選に選ばれるジシンがある !!(選ばれんでもガックリすなや・・・)
リビアのカダフィ大佐が死亡 !独裁者の末路は、おおよそろくでもない死にかたになる。ま、42年も権力を握り続けられるなんてえ国は、とてもまともな国家とは思えん。なぜリビアの民衆はそれを許してしまったのだろうか・・・?独裁国家、それぞれの国内事情があるとはいえ、力なき無辜の民にとって、軍隊や秘密警察がいかにオソロシイ存在かを、オノレは如実に感じてしまう。 何十年も、いや一年といえども、オノレは独裁国家のような権力下で生きたくはない。もっとも日本の権力者の腰の軽さ、存在感のなさは、独裁よりましかもしれんが、やはりマトモではない・・・ !
オノレが来春、最初に予定している舞台は「品川心中」。(作者不明)もちろん森うたうちゃんとコンビの〈うたう麦〉で上演する。これは「たくさんの冬」につづいて〈うたう麦〉の二作目。うたうちゃんがあたためていた落語ネタを下敷きに、オノレが台本構成させてもらった。 「品川心中」は、品川宿の売れなくなった女郎と、この女郎に片思いしているアホな男の話。今は亡き志ん生・志ん朝親子の演目になっていて、志ん朝の落語はCDにもなっとる。(志ん生は?) とにかくオノレとうたうちゃんがチャンとやれれば、落語とはまた異なる味付けで、なかなか面白い語りになる思うとるんじゃが・・・?! 「父と暮せば」の公演が終わるまで、およそ「品川心中」の台本をめくっとらんが、いよいよ今日からオツムの中に、このお話をたたきこんでいかにゃならんわい !
「父と暮せば」の公演を終えて三日・・・。さすがに身も心も疲れとったが、いろいろバタバタ慌ただしく疲れをとる暇もない。それでもとにかくオノレとしては、精一杯、持てる力を出し切って終えた舞台。今のところ悔いのカケラもない。 とにかく連日、お越しくださったお客様に、心からの熱い拍手をいただいた。そして無事最後まで役者として舞台を全うし、オノレは公演スタッフとお客様への深い感謝あるのみ。良い舞台を創ったという自負と、やり終えた喜びがあるばかり。 ま、集客ままならず、この点はオノレの力足らずでチト残念じゃったが、オノレも鈴木翔子ちゃんも役者として、人間として、ゼニには代えられん貴重な体験をすることができた。まっこと価値ある大きな創造の宝物をもらうことができた。オノレには、これに勝る歓びはない !
unit HIROSHIMA「父と暮せば」千穐楽 !!ここまで美津江役の鈴木翔子ちゃん、ほんまにようガンバッとる。一ステージごとに美津江役の形象が深まり、役に生きる深さも増しとる !ラストステージ、もうひと踏ん張りじゃ。 オノレも老骨 ? に鞭打って、何とかここまでガンバッとる。ま、オノレ精一杯の役創りはできた思うとるから、今回の舞台に関しては、今のところ悔いのカケラもなあー !ほんまは寂しゅうてならんが、今日一日、竹造さんとして生きぬき、オトコらしく竹造さんとも、美津江ともオサラバじゃ・・・。すっかり馴染んだ広島弁ともオサラバじゃ・・・。 今夜の打ち上げで、ごッつーうまい酒を飲んで、一昨年の秋からどっぷり浸かった「父と暮せば」に、心の中でナキナキ終止符を打たにゃいかん !また新たな第一歩を踏み出すために !!
unit HIROSHIMA「父と暮せば」、(作・井上ひさし)の舞台も、残すところ今日と明日の2ステージ。オノレがこの作品を上演するのは、まちがいなく、明日が最後の最後になるじゃろ。もちーッと若くてオカネがあれば、やれる限りやっていきたい芝居じゃが、竹造役を演じるのは、年齢的にも今が限界。この先も演じると「父と暮せば」が、「祖父と暮せば」になってまう。 昨夜の夜は、ようやらやっと90人ほどのお客様が来てくれ、ホッ・・・。終演後の飲み会にも、大勢のお客様が参加してくれ、大いに盛り上がったわい ! 「父と暮せば」は、ご本家・こまつ座や他のグループの舞台、また映画化されたものを観ている方が多い。ほいで、それらと比べ、「我々の今回の舞台が、もっともよかった !」、ちゅうてくれる人も多く、いや、ありがとうて嬉しゅうて・・・。オノレの舞台をホメられて舞い上がってもしゃぁーないし、余りみっともよくなぁーかもしれん。が、少なくとも我々の座組みがこの作品にかける熱い思いは、「どない座組みの方たちにも負けとらん !」。オノレは胸張って言い切れる !ま、そようにカッテに思うとるんじゃが・・・ ?(公演回数や観客動員は、こまつ座さんにはとてもとてもおよばんが・・・) あと二日・2ステージ。被爆者の「父と娘」からのメッセージを、お客様の脳裏に、末永く、深く刻まれるよう、精一杯発信したい !!
昨日「父と暮せば」は、初日・昼夜の舞台を無事終えた。百二十名の客席にお越し頂いたお客様は、昼夜とも五十人を少し超えるほどの入りで寂しかったが、客席はまッこと熱かった思う。オノレは舞台に目を向けるお客さんの、やけどしかねん熱い視線と集中力をひしひしと体に感じたわい。またオノレの昨日の集客苦戦のブログを読んで、急遽駈けつけてくれた役者の方もおって嬉しかった。 今日の昼も予約客は五十人少し・・・。今夜から千穐楽までは、現在六、七十人のご予約を頂いとるが、まだまだ空席はたっぷりありよる。一人でも多くのお客様がおいでくださることを願うばかりじゃ !!